いよいよ令和の時代へ。英語で令和を説明する方法

こんにちは、川崎の英会話スクール、Canaryann Lab.(カナリアンラボ)です。
いよいよ、新たな年号「令和(れいわ)」がスタートしますね。
新たな天皇が即位されることによって、次の時代に移っていく日本。
海外の人からすると、特に天皇制を持たない国の方にとって、何が起こっているのかなかなか理解できないことなのかもしれません。
そこで、今日は、「令和」をきちんと説明できるように少しでも日本のことを海外の方に知ってもらえるように英語で伝える方法をお話ししたいと思います。
令和のことを説明する前に、日本の年号について知った後に、今回の年号である令和の由来という2つのブロックで説明していきたいと思います。
1.西暦と和暦について
西暦は、キリスト教の教主であった、イエス・キリストの生まれた年の翌年を元年としている年の数え方で、広く世界にも知られている年号ですね。ここは、海外の方もそんなに難しいことではなく、むしろ当たり前のように使っているので、割愛します。
和暦は、年号とそれに合わせた数字で表現する年の数え方で、日本独自の表現方法です。日本で初めての年号は、西暦645年に大化の改新でもおなじみの「大化」から始まり、現在までの約250の年号が存在します。新天皇の即位の日=年号が変わる日というのは多くの方が思っているのですが、今回の令和時代の天皇は126代目。
そうです。年号は明治以前は、天災や革命、戦乱などの事情によって何度も変わることがあったため、年号の数の方が多くなっています。
さて、これを外国人の方に説明するにはどのようにしたらよいでしょうか?
今回はこの3つを伝えてみましょう。
・和暦は日本独自の年の数え方で、年号という年の名称とその年の数で表現されます。
Japanese calendar is the Japanese unique way of counting years.
It is the year's name called "NENGO", and the number of years.
・現在までに約250種類の年号があります。
There are about 250 kinds of "NENGO" so far.
・年号は、最近では天皇の即位の日に改定されることが一般的ですが、昔は天災や戦乱によって不吉とされた時に改定することもありました。
Recently, "NENGO" has generally been revised on the day of the Emperor's throne.
But in the old days, it was also revised when it was considered unlucky by natural disasters and war.
いかがですか?少しだけ難しい単語もあるかもしれませんが、そんなに複雑ではないので、たくさん練習してみましょう!
2.令和の由来
さあ、いよいよこれからの年号についてです。菅官房長官もいろいろとメディアにご説明していましたが、歴史のある書物とこれからの日本に対する思いを表現したという文字。これを海外の人にも説明できると、きっと日本のことを理解してもっと好きになってくれるに違いありません。
まずは、出典は奈良時代の日本最古の歌集と言われる「万葉集」。天皇や皇族、歌人、そして農民など幅広い階層の人が読んだ約4500首の歌で全20巻にまとめられています。
その中の「梅花の歌」という歌からの引用であることはみなさんもメディアなどで目にしたり聞いたりした方もいらっしゃるかもしれません。
その序文に「令月」という言葉が出てきます。そして、その文には「風和らぐ」という言葉も。この文から、どういった思いがあるのか、日経新聞に出ていた内容から引用すると、
春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように
一人一人が明日への希望とともに
それぞれの花を大きく咲かせることができる
そうした日本でありたい。
という、日本人らしく豊かな文化と伝統を誇り、明日という未来を願う思いを込めた年であることを伝えている年号です。
さて、どう伝えていきましょうか。
これを2つしてみましょう。
・令和は、日本最古の歌集である万葉集から引用された言葉です。
REIWA is the quoted word from "Manyoshu", Japanese oldest collection of songs.
・令和には、春の訪れのように一人一人が希望とともに花を大きく咲かせるような日本にしたいという思いが込められています。
REIWA has a thought of wanting to make Japan, every one can bloom flowers with hope, like coming of spring.
どの一文でもきっと私たちが気持ちを込めて発信された言葉は、人の心に届き、感動や喜びを伝えられると思います。
この思いや意味をぜひ一人でも多くの外国人に伝えて欲しい!私たちCanaryann Lab.(カナリアンラボ)はそう思っています!